WORLD BASEBALL CLASSIC 2023

メキシコが1位で3大会ぶりの1次ラウンド突破 アロサレナの活躍などでカナダを突き放す

2023年3月16日 試合レポート

 3月15日(日本時間3月16日)、『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™』プールCの5日目が行われ、メキシコがカナダに10対3で勝利。通算成績を3勝1敗として、1位で1次ラウンドを突破した。

 前半は互いに点を取り合う展開となる。メキシコは初回、1死二、三塁からロウディ・テレスのライトへの2点タイムリーで先制。対するカナダもその裏に1死満塁からオット・ロペスがセンター前にタイムリーを放ち、1点を返す。
 メキシコは2回に2死一塁からランディ・アロサレナのライトへのタイムリー二塁打で突き放すが、カナダも4回にボー・ネーラーの左中間へのソロ本塁打でまたしても1点差に迫った。

 接戦が繰り広げられる中で試合が大きく動いたのは6回、メキシコは1死満塁と追加点のチャンスを作ると、アロサレナがレフト線に走者一掃となるタイムリー二塁打を放ち、大きな追加点を挙げる。さらに2死三塁からホエイ・メネセスのタイムリーで1点を加え、リードを5点に広げた。

 攻撃の手を緩めないメキシコは7回にも押し出しとアレックス・ベルドゥーゴの犠牲フライで2点を追加。カナダは7回にエドゥアール・ジュリアンの右中間へのソロ本塁打で1点を返すも流れは変わらない。メキシコは8回にテレスがソロ本塁打を放ち、リードを再び7点に広げた。

 最終回はジェーク・サンチェスがカナダ打線を3人で打ち取って試合終了。メキシコが3大会ぶりに1次ラウンドを突破した。
 アメリカ対コロンビアの試合を待たずして1位通過を決めたメキシコは準々決勝でプールD2位のプエルトリコと対戦する。