カナダが4投手の継投でコロンビアを完封 最後は元巨人のマシソンが締める
3月14日(日本時間3月15日)、『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™』プールCの4日目が行われ、カナダが5対0でコロンビアを下した。
試合は白熱した投手戦となる。カナダのノア・スキロー、コロンビアのエイドリアン・アルメイダがともに3回まで1安打無失点の好投を見せ、序盤は膠着状態が続いた。
均衡が破れたのは4回、カナダは先頭のタイラー・オニールが安打で出塁すると、続くジャレド・ヤングの死球で無死一、二塁とチャンスを広げる。ここでコロンビアはアルメイダに代えて、リーバー・サンマルティンに継投。カナダはサンマルティンの前に空振り三振とセンターフライに倒れて2死となり、チャンスが潰えたかに見えたが、ボー・ネーラーのレフト前へのタイムリーで待望の先制点を挙げた。
リードをもらったスキローはその後も好投を続け、5回を投げて58球、2安打1四球、5奪三振と先発の役割を全う。6回から登板した2番手のカーティス・テーラーも2回を1安打無失点とスキローが作った流れを引き継いだ。
追加点が欲しいカナダは8回、先頭のオット・ロペスが右中間に三塁打を放ってチャンスを作る。その後、連続三振で2死となったが、オーウェン・ケーシーのレフトへのタイムリーで大きな2点目を奪った。
カナダはその裏、3番手のトレバー・ブリグデンが三者凡退に打ち取って勢いを加速させると、9回に無死一、二塁からロペスが左中間に3ラン本塁打を放って、試合を決定づけた。
9回にはかつて巨人の中継ぎ投手として活躍したスコット・マシソンが登板。いきなり連打を浴びて無死一、二塁のピンチを招いたが、併殺とレフトフライで凌ぎ、無失点で締めくくった。
4人の投手リレーで5安打完封勝利を収めたカナダは通算2勝1敗として、初の準々決勝進出に一歩前進。対するコロンビアは連敗で1勝2敗となり、苦しい状況に追い込まれた。
次戦は、カナダが3月16日4時からメキシコと、コロンビアが3月16日11時からアメリカと対戦する(試合開始時刻は日本時間)。