WORLD BASEBALL CLASSIC 2023

ベネズエラが逆転で3連勝 効果的な攻撃と計6投手の継投でニカラグアを退ける

2023年3月15日 試合レポート

 3月14日(日本時間3月15日)、『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™』のプールDの4日目が行われ、ベネズエラが4対1でニカラグアに逆転勝ち。1次ラウンドで無傷の3連勝を飾った。

 先制したのはニカアラグアだった。初回1死満塁の絶好機を併殺で逃したが、続く2回にもベネズエラの先発エドゥアルド・ロドリゲスから3連打で再び1死満塁のチャンスを掴み、ブランドン・レイトンのセカンドゴロの間に1点を先制した。
 だが、ここで1点止まりだったこと、さらに投手交代で試合の流れが変わる。

 序盤のピンチを1点で凌いだベネズエラは、3回途中から登板したホセ・ルイスが2イニングをパーフェクトに抑える。すると打線が4回、ニカラグアの2番手ロドニー・テオピレから2四球を選んで1死1、二塁のチャンスが到来。ミゲル・カブレラは空振り三振に倒れるも、ここで交代したニカラグアのレオナルド・クロフォードに対し、ベネズエラのアンドレス・ヒメネスがライト線に弾き返して同点。さらに2死二、三塁からエイウヘニオ・スアレスもセンター前へ2点タイムリーを放ち、この回3点を奪った。

 逆転に成功したベネズエラは、続く5回に2死一、二塁から今大会絶好調のアンソニー・サンタンデルが右中間へタイムリーヒットを放って1点を追加。投手陣はカルロス・エルナンデスも2イニングを無失点の好投を披露すると、終盤はホセ・キハダ、シルビノ・ブラチョ、ホセ・アルバラードが、いずれも走者を背負いながらも得点を許さず、4対1のままゲームセット。ドミニカ共和国、プエルトリコに続いてニカラグアも破り、強豪揃いのプールDの首位通過に王手をかけた。

 敗れたニカラグアは、相手の7安打を上回る計11安打を放ち、9イニング中6イニングで得点圏に走者を置いたが、最後までタイムリーが出ず。本戦初出場だった今大会を4戦4敗で終えた。

 3戦3勝のベネズエラは、16日1時からイスラエルとの1次ラウンド最終戦に臨む(試合開始時刻は日本時間)。