ハリソン・フォードが2試合連続本塁打 イギリスがコロンビアに逆転勝ちで大会初勝利を挙げる
3月13日(日本時間3月14日)、『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™』プールCの3日目が行われ、初出場のイギリスが7対5でコロンビアを逆転で破り、歴史的な大会初勝利を飾った。
前半はコロンビアペースで試合が進む。コロンビアは2回に2死三塁からオスカー・メルカドのセンターへのタイムリーで1点を先制。4回には1死満塁からダヤン・フリアスがライト前に2点タイムリーを放ち、リードを3点に広げた。
流れが変わったのは4回、安打と四球でイギリスが無死一、二塁のチャンスを作ると、コロンビアは先発のウィリアム・クエバスに代えて、フリオ・ビバスに継投。その後、二塁への牽制悪送球で一、三塁になると、バートラム・マレーの犠牲フライでまずは1点を返す。
そこから連続四球で1死満塁となり、コロンビアはヤプソン・ゴメスを3番手のマウンドに送る。ゴメスに対してイギリスはアンファニー・シーモアこそ三振に倒れるが、続くチャベス・ヤングがレフト前に2点タイムリーを放ち、試合を振り出しに戻した。
これで勢いに乗ったイギリスは5回に2死一、二塁からジェイデン・ラッドのレフトへの2点タイムリー二塁打で勝ち越しに成功。7回にもハリソン・フォードの2試合連続となるレフトへのソロ本塁打などで2点を加え、コロンビアを突き放した。
8回、無死一、二塁のピンチを招いたところでイギリスは投手陣で唯一のメジャーリーガーであるイアン・ジボーを投入。昨季、自己最多の34登板を果たした抑えの切り札はこの場面を無失点に抑え、勝利に大きく近づいた。
だが、コロンビアも簡単には勝たせてくれない。9回、代打で起用された先頭のディルソン・ヘレーラがレフトにソロ本塁打を放つと、1死二、三塁からレイナルド・ロドリゲスのショートゴロの間に1点を返す。
イギリスは2点差で2死二塁と一発が出れば同点の場面まで追い込まれたが、最後はジボーが空振り三振を奪ってゲームセット。初出場の3戦目にして記念すべき1勝を手にした。初戦でタイブレークの末にメキシコを破ったコロンビアは連勝とはならず、1勝1敗のタイとなった。
次戦は、コロンビアが3月15日4時からカナダと、イギリスが3月15日11時からメキシコと戦う予定となっている(試合開始時刻は日本時間)。