WORLD BASEBALL CLASSIC 2023

フアン・ソトとマニー・マチャドの豪快本塁打などでドミニカ共和国がニカラグアを下し初勝利

2023年3月14日 試合レポート

 3月13日(日本時間3月14日)、『2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™』のプールDの3日目が行われ、優勝候補のドミニカ共和国が投打の噛み合った戦いで、ニカラグアを6対1で下して今大会初勝利を挙げた。

 序盤から打線が繋がった。ドミニカ共和国は初回、先頭フアン・ソトがレフト前ヒットで出塁すると、2死一塁からラファエル・デバースが逆方向のレフト線へ弾き返す。この打球をニカラグアの左翼手ノルランド・バジェが後逸する間に1点を先制。3回には、2死一、二塁からエロイ・ヒメネスがセンター前タイムリー。さらに4回にも連打で無死一、三塁のチャンスを作り、フランシスコ・メヒアが低めのボール球をうまく弾き返すライト前タイムリー。2死三塁からフリオ・ロドリゲスにもタイムリーが飛び出し、4回までに4点のリードを奪った。

 初戦のベネズエラ戦ではサイ・ヤング賞右腕のサンディ・アルカンタラが4回途中3失点で降板したドミニカ共和国だったが、この日は先発クリスティアン・ハビエルが安定したピッチングを披露。初回から常時150キロを超えるストレートと鋭いスライダーをコーナーに投げ分け、4回を2安打のみの無失点に抑え込んだ。

 その後、ドミニカ共和国は6回2死走者なしからフアン・ソトが、ニカラグアの4番手フニオール・テジェスのスライダーを完璧に捉えてライトスタンド上段へ叩き込む豪快アーチ。続く6回には、今大会8打席ノーヒットが続いていたマニー・マチャドが、5番手ホアキン・アクーニャの初球ストレートを右中間スタンドへ放り込み、大歓声の中でホームイン。最終的に打線が2本塁打を含む12安打で6得点を奪うと、投手陣も5回から4投手の継投で繋ぎ、相手の反撃を1点のみに抑えて逃げ切った。

 敗れたニカラグアは、初回1死一、二塁のチャンスを逃した後、2回から7回まで1安打のみ。ようやく8回に2安打1四球で1死満塁として代打エリアン・ミランダが三遊間を破って1点を返したが、二塁走者が本塁タッチアウトで万事休した。

 1次ラウンド1勝1敗としたドミニカ共和国は、15日8時からイスラエルと対戦。0勝3敗のニカアラグアは、15日1時から2勝0敗のベネズエラと対戦する(試合開始時刻は日本時間)。