WORLD BASEBALL CLASSIC 2023

グレンディニングの特大2ランなどでオーストラリアが中国に7回コールド勝ちし3連勝

2023年3月11日 試合レポート

 3月11日、『カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSICTM 東京プール』(プールB)の3日目が東京ドームで行われ、オーストラリアと中国が対戦。投打が噛み合ったオーストラリアが12対2で7回コールド勝ちを収めて2連勝。一方、中国は3連敗となった。

 オーストラリアは初回、2死ながら満塁のチャンスを作ると、リクソン・ウィングローブが走者一掃となるタイムリー放ち3点を先制。3回にもダリル・ジョージのタイムリーとアーロン・ホワイトフィールドのタイムリーでさらに2点を追加する。
 なんとか3連敗は避けたい中国は4回、レイ・チャンの安打、曹傑のフェンス直撃の二塁打で1死二、三塁とチャンスを作ると、相手投手の暴投で1点を返す。直後に羅錦駿がタイムリーを放ち2点目。その後、李寧、朱旭東にも安打が生まれ1死満塁とチャンスを作るが、代わって入ったオーストラリアのコーン・ウィンの前に連続して空振り三振に倒れ追加点とはならなかった。

 すると、4回裏からはオーストラリアが一方的な展開に持ち込む。
 ティム・ケネリーの二塁打で2死二塁とし迎えるは、韓国戦で7回に逆転3ランを放った3番ロビー・グレンディニング。ファウルで粘った後の7球目、バックスクリーン左へ飛び込む特大2ランを放つ。すると完全に流れはオーストラリアへ傾き、ホワイトフィールド、ウィングローブ、ローガン・ウェードのタイムリーと相手のエラーも絡みこの回一挙5得点、10対2と突き放した。
 投げては、4回途中からマウンドにあがったウィンが2回途中無安打無失点の好投、7回はトッド・バンスティーンセルがたった8球で完璧に抑える好投をみせた。

 その後もオーストラリアは攻撃の手を緩めず、6回、7回にも1点ずつを加え10点差をつけて7回コールド勝ちを収めた。

 次戦は、オーストラリアが3月12日19時から日本と、中国が3月13日19時から韓国と戦う予定となっている。