WORLD BASEBALL CLASSIC 2023

【強豪国だらけの世界大会①】連覇を狙うアメリカ代表はドリームチームを結成

2022年12月22日 コラム

 大谷翔平、ダルビッシュ有、鈴木誠也らがワールド・ベースボール・クラシックに参加表明したことで侍ジャパンの世界一奪還に期待が高まるが、対する強豪国もスター選手が続々と参加を表明。なかでも連覇を狙うアメリカはすでに最強メンバーが顔をそろえている。

 オールスター・ゲームの前日、エンゼルスはワールド・ベースボール・クラシックにチームの主砲、マイク・トラウトがキャプテンとして参加することを発表。

 シーズン半ばでの早々の発表にアメリカの本気度が現れていたが、その後、続々とスター選手が参加を表明。外野手はMVP3回受賞のトラウトをはじめ、シルバースラッガー賞(SS賞)5度、ゴールドグラブ賞(GG賞)6度、2018年MVP受賞のムーキー・ベッツ(ドジャース)、さらには今季ナ・リーグ本塁打王のカイル・シュワーバー(フィリーズ)も参加を表明。

 内野陣も今季ナ・リーグMVPのポール・ゴールドシュミット(カージナルス)、同打点王のピート・アロンソ(メッツ)、SS賞&GG賞の捕手J・T・リアルミュート(フィリーズ)、名三塁手ノーラン・アレナド(カージナルス)など、そうそうたるメンバーが顔を揃えている。

 さらに投手もベテランのアダム・ウェインライト(カージナルス)をはじめ、ワールドシリーズの胴上げ投手で今季33セーブを挙げたアストロズの守護神ライアン・プレスリーらが参加を表明。そして先日、サイ・ヤング賞3度の最強左腕クレイトン・カーショウ(ドジャース)も代表入りを希望していることが明らかになった。

 代表チームを率いるマーク・デローサ監督はウィンター・ミーティングで「世界中が大谷とトラウトの対戦を見たいと思う」と語ったが、シーズン中はありえないチームメイト同士の真剣勝負が大舞台で見られるかもしれない。